変りゆく墨田区

 墨田区の特色は、昭和の時代には中小企業の街として東京都の景気指標を表す重要な地域でありました。バブル崩壊後の平成の時代に入り、長引く国内景気の低迷や新たなる産業が育たない中、区内産業が弱体化し、その拠点がマンション等の住宅へと墨田区の街は大きく様変わりしてきました。時代背景もありますが、墨田区の特色は失われ、今やベッドタウン化の道を突き進んでいる感が否めません。

現在の令和の時代、墨田区の特色を示すものは何があるのか、誰もが答えに困る状況にあるのではないかと思います。将来の墨田区を考えるに当たっては、どの様な「特色」のある街を創造していくのかという視点をしっかり持った「すみだ創造まちづくり計画」を議論すべきであると考えます。また合わせて、墨田区を活気づける為に、区内外に定着するような新たな一大イベント、例えば「すみだ神輿まつり」「旧中川桜まつり」等を創出することも一策ではないでしょうか。